| ダイエット法 | 評価* | 報告における 効果の程度 |
科学的 合理性 |
メリット | 注意点・ デメリット |
注意主観的コメント | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 朝しっかり ダイエット |
A | 朝食抜きの弊害に対する調査が多い | A | 1日の総カロリー摂取量を減らすという意味で有効 | A | 継続可能 | カロリー 注意 |
継続可能であり、日内リズムで整える上でも良い方法 |
| 朝ヨーグルト ダイエット |
B | 減量効果に関するヒト試験は乏しい | A | 1日の総カロリー摂取量を減らすという意味で有効(脳内細菌コントロールという意味ではヒトによるだろう) | B | 人により有効 | カロリー注意、効果はヒトによりばらつく | 脳内細菌のコントロールは今後の重要ポイントであるが、今のところ、万人向けの方法が定まっていない |
| 朝フルーツ ダイエット |
A | 朝食に限定しなければヒト研究は多い | A | 1日の総カロリー摂取量を減らすという意味で有効。 | B | 人により有効 | カロリー 注意 |
フルーツは糖質過剰の危険性が付きまとう。海外での評判はいいが、日本ではコスト的あるいは好み的に継続可能か? |
*研究報告状況(かなりの量のヒトでの研究ありA、わずかな人での研究ありB、かなりの量の動物での研究ありC、予測の段階D
1-5-1 朝食しっかりダイエット
朝食抜きが肥満につながるという多くの報告がある。その理由は、朝食抜きが一日の総摂食量を増加させるからと説明される。一日の総摂食カロリーにおいて朝食に重点を置いた方がダイエットになるという報告も少なくない。しかし、27036960 カナダ、成人に関して、朝食の摂り方はBMIの違いや太り気味や肥満になりやすさとは一定の関連はない。(2015年)。という報告もある。
朝しっかり食べるのはダイエットに有効であるが、一日の総摂取カロリーが増加しては意味ないということになる。
参考文献1-5-1
23512957 High caloric intake at breakfast vs. dinner differentially influences weight loss of overweight and obese women.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=23512957
イスラエル。93名、メタボリックシンドロームと診断される体重過剰の女性を対象。同じカロリーで、高朝食低夕食(700 kcal breakfast, 500 kcal lunch, 200 kcal dinner)と低朝食高夕食(200 kcal breakfast, 500 kcal lunch, 700 kcal dinner)12週間比較。高朝食低夕食の方が体重減少し、インスリン抵抗性、血中トリグリセライド、血糖値等改善効果がみられた。(2013年)
1-5-2 朝ヨーグルトダイエット
ヨーグルトがダイエットも含めて色々体に良いという報告は多数ありますが、特に朝食にヨーグルトを食べるとダイエットになるという報告は見つかりませんでした。一日摂取カロリーを朝に配分するとダイエット効果があるという報告やさらに朝食に高蛋白質食を摂ることにより無理なく一日の摂取総量をへらせるという考え方とドッキングして、朝食ヨーグルトダイエット説が生まれたと推測されます。付け加えるにヨーグルト+フルーツがダイエットに有効であるというのは魅力的考えです。いずれにせよ、ほぼ毎日ヨーグルトを朝でも夜でもいいから食べ続けることが出来るかということがこのダイエット選択の鍵でしょう。
参考文献1-5-2
26290009 Consumption of Yogurt, Low-Fat Milk, and Other Low-Fat Dairy Products Is Associated with Lower Risk of Metabolic Syndrome Incidence in an Elderly Mediterranean Population.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=26290009
スペイン。1868名、男女(55-80才)3.2年の追跡調査。低脂肪食、低脂肪ヨーグルト、通常脂肪ヨーグルト、低脂肪ミルクいずれかをより多く摂取した場合はメタボリックシンドロームリスクを軽減する。チーズを多く摂取した場合はメタボリックシンドロームリスクを増加する。(2015年)
1-5-3 朝フルーツダイエット
フルーツの摂取は総エネルギー摂取量を低下させ、体重増加リスクを低下させるという報告が数多く存在する。一方で、フルーツ及び野菜摂取が肥満を含む疾患リスクの低減に関する報告も数多い。
同じ総エネルギー摂取量においてはフルーツまたはフルーツ及び野菜摂取の増加は肥満を含む疾患リスクの低減に有効であることは確からしいが、特に朝食に摂ることが効果があるという報告は見当たらない。朝フルーツダイエットとは総摂取カロリーを朝食にシフトした方が体重増加リスクを低減に有効であるという考えとドッキングした考えと思われる。
但し、フルーツジュースをさかんに飲むというのは多量の糖を一気に摂取するという意味で要注意です。
参考文献1-5-3
26474158 Fruit and Vegetable Consumption and Changes in Anthropometric Variables in Adult Populations: A Systematic Review and Meta-Analysis of Prospective Cohort Studies.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=26474158
オーストリア、ドイツ。 メタアナリシス(複数の研究の結果を統合)によるとフルーツ及び野菜の摂取と身体測定値及び肥満リスクの改善と関連するという結果となった。(2015年)
